SCM

純正品の認証
ラムダ256は、代替不可トークン（Non-fungible token）であるERC-721トークンの発行を支援します。代替不可トークンは複製できず、それ自体がこの世に一つしか無い固有の価値を持ちます。企業は一つの純正品と関連づけられたERC-721トークンを発行することで純正品を認証し購入者が該当製品に対する所有権の保障を受けられるようにすることができます。ブロックチェーン上のトークンによって純正品を認証することで、購入者は自身が購入した製品に対する品質をより信頼できるようになり、今後譲渡したり中古取引時より円滑にできるようになります。究極的にはブロックチェーンネットワークを活用することで透明性、追跡可能性、交換可能性が向上するため、よりお手軽に模造品の流通を防ぎ、購入者の満足度も高めることができます。

金融

1. ブロックチェーン金融インフラ
ブロックチェーンを基盤とする新しい金融インフラの活用可能性は様々ですが、とりわけ、銀行口座の無い全世界20億人に新しい金融アクセシビリティをもたらすものと見込まれます。代表例としては、東南アジアの人口の70％は銀行口座が無い状況にありブロックチェーン基盤のステーブルコインを活用することで彼らをTech+Finの顧客として誘引できると期待されます。

2. デジタル決済
‍簡単・迅速かつ一層安全で効率的な決済の必要性が世界的に増加しています。既存の決済システムは多くの中間機関が介入している形態となっており、決済段階で介入する参加者の数だけ費用と処理時間及び管理費用が増加せざるを得ませんでした。とりわけ、未だ決済システムが発達していない国においては、ブロックチェーン基盤の決済が安全であると同時に費用の面でも効率的な解答になり得ます。すでに既存の決済システムが相当発達している場合でも、費用節減のみならずブロックチェーンによって決済内訳を透明に公開し信頼を確保することで効果を発揮できる分野での活用が期待できます。